こんにちは、KoTaE横山です。
今回はフッ素塗料についての記事になります。
フッ素塗料とは
フッ素塗料とは、ほたる石という天然石の主成分であるフッ化カルシウム(CaF2)
が原料とっています。近年では、最もグレードの高い塗料の一つとなっていて、
東京スカイツリー、後楽園など様々な建物に使用されている塗料になります。
とても機能性が高く、外観も美しく仕上がる塗料になります。
フッ素塗料のメリット・デメリット
メリット
光沢保持率が高い
- フッ素塗料は耐摩耗性にすぐれているため、塗膜が傷つきにくく
- 綺麗に保つ事ができます。20年経っても約90%も光沢を保持します。
- アクリルシリコン塗料は10年で約80%の保持率ですから、
- 圧倒的な光沢保持力だといえます。
長的なコストパフォーマンスが良い
- 耐用年数が約15〜20年と耐久性にとても優れた塗料のため、
- 長期で見るとの塗り替えの回数を減らして、コストも抑える事ができます。
防汚性に優れている
- 親水性・低摩擦性・防藻性・防カビ性があるため、汚れが付きにくい上に外壁など
- 外のものに塗った場合、雨と一緒に汚れが落ちていきます。
- 藻やカビの発生もしづらいです。
デメリット
価格が高い
- 長期的なコストパフォーマンスこそ高いが、1度の施工に掛かる費用は
- 最も費用のかかる種類の塗料になります。シリコン塗料の約1.5倍、
- ウレタン塗料の約2倍と非常に高価な塗料になります。
- 何度の塗料を塗り替えをしたい方にはあまり向いていない塗料になります。
艶ありしかない
- 艶無しの塗料を好む方にとっては不向きになってしまいます。
- もし、艶を極力消したければ艶消し剤を入れる事で抑えることは
- 可能ですが、それによって塗料の機能性までさえげてしまいます。
- これでは、元も子もないので、やはり別の種類の塗料を採用される方が
- 良いでしょう。
質の悪いものもある
- フッ素が少しでも入っていればフッ素塗料と言えますが、勿論ほんの少し入っていただけでは、
- 本来発揮出来るはずの効果もそこまで発揮する事が出来なくなってしまいます。
- それに付随して、フッ素塗料がとても高価だということは上記に記させて頂きましたが、
- フッ素が微量な塗料を使用して材料代として高い費用を請求してくる悪質な
- 業者も稀にいる事がありますので、フッ素塗料を採用される際はその塗料の詳細を確認して
- 別の専門家などに相談などされることをお勧めします。
種類
フッ素塗料の中にも種類があります。
水性・油性(溶剤)
希釈を水で行う水性とシンナーなどの溶剤で行う油性があります。
1液型・2液型
1液型はそのまま使用できる為、翌日の使用も可能になります。
2液型は硬化剤を混ぜてから使用しなければなりません。
硬化剤を混ぜてしまうと数時間後には完全に塗料が固まってしまう為、
長期での使用は出来ません。
基本的に1液型の方が価格は安い傾向にありますが、2液型の方が
耐久性が優れていると言われています。
フッ素塗料がお勧めな方・箇所
- 艶のある外観を好まれる方
- 長期的に掛かる費用を抑えたい方
- メンテナンスの回数を減らしたい方
- フッ素塗料は屋根や外壁の付帯部分(雨樋・軒天など)
おわり
今回はフッ素塗料についての記事を書かせて頂きました。
最後までみて頂き有難うございました。