今回は塗装に欠かすことのできない『養生』についてお話いたします。
聞き慣れない方もいらっしゃると思いますが、塗装で使用される『養生』は職人さんが用途によって数種類の養生材を使い分け、ペンキや粉塵で汚れないように保護することです。
一見、塗装に関係のない地味な作業ですが、養生は見栄えを左右するとっても重要な作業です。
仕上がりの美しさは養生で決まると言っても過言ではありません☆
養生の役割①
塗料の飛散を防ぐ
ペンキが垂れ落ちても問題のないように、シートを床に必ず敷きます☆
外装の場合、自動車や隣の建物へのペンキの飛散防止にカバーをかけたり、高圧洗浄の段階から壊れやすい機器には養生を被せて保護します。
役割②
塗装の仕上がりを良くする
養生は覆い被せて保護するだけではなく、仕上がりの直線を綺麗に出す目的もあります。
塗りたくない箇所との見切りをフリーハンドで塗ると、真っ直ぐ塗れたとしても透けの原因になりますし時間もかかってしまいます。
お直しで手がかかってしまう事を考えると、
適切な養生をすることで、時間もかからず綺麗に仕上げられると言えます( ゚∀゚)!!
塗装工程において大事な役割をもつ養生なのですが、
お客様も注意しなければならないことがいくつかあります。
外装の場合、
・植木や花にペンキがつかないように不織布を被せて養生したり、足場のネットで日の当たらないことも予想できます。塗装が終わるまではそのままなので、どうしても枯れてしまう恐れがあります。
(鉢植えや汚したくないものは中に移動させましょう)
・工事中は窓を覆って養生しますので、基本的には窓が開けられなくなります。どうしても開閉したい箇所は事前に業者に話しておくといいと思います(^^)!
(室内の日当たりやお洗濯についても相談しておくとよいでしょう)
・ライトやエアコンが使用できなくなる場合があります。内装・外装ともに、室外機や本体を養生で覆い隠すと使えなくなりますので、業者によっては使用できるように相談しておくことをおすすめします☆
・ペンキが付いたまま風でひらひらと飛んでいく恐れもあるので、もし取れかけた養生を見つけたら触らずに職人さんに言ってくださいね!
塗装が完了して養生を取る瞬間は我々も一番嬉しい瞬間です( ゚∀゚)・∵.☆!!
見違えるほど明るく変わった現場を何件も見てきていますが、本当にやっていて良かったなと思う瞬間です。
勿論、お客様に喜んでいただけることが一番の喜びです\( ˆoˆ )/☆☆
今回は養生についてお話させていただきました!