東京ステーションギャラリーにて開催していた「来たれ、バウハウス」展に行ってきました!
バウハウスとは、
1919年、建築家ヴァルター・グロピウスにより開校した造形学校であり、昨年誕生から100年目を迎えました。
ナチスの弾圧を受け1933年に閉鎖されるまで、
わずか14年という短い活動期間でしたが、実験精神に満ち溢れたこの学校は、造形教育に革新をもたらし、今日にいたるまでアートとデザインに大きな影響を及ぼしています。
▲バウハウスの教育理念表
新入生は円の外側の予備教程から学び、その後円の中心に向かい各工房へ進みます。
工房は石、織物、家具、金属(プラスチック)、壁画、陶器などの11コースがあり、企業と連携して製品開発や販売にとりくみ、マイスター(親方)とユングマイスター(若親方)と呼ばれる教授が各工房で指導にあたりました。
初代校長のヴァルダー・グロピウスの言葉「全ての造形活動の最終目標は建築である!」の通り、バウハウスは建築を最終的な教育目標とした上で全ての芸術の統合をめざす教育システムを立ち上げました。
▲なんとミース・ファンデル・ローエの”バルセロナチェア”とマルセル・ブロイヤーの”ワシリーチェア”に座れました!!
初めて見た舞台工房の作品、”三つ組のバレエ”も印象的で30分立ちながら観入っていました。
今回の展示では、沢山の機関紙をはじめ各マイスターの授業の内容やプロダクトの展示が多く、バウハウスとは何かを深く学べる内容で面白かったです(^_^)
コロナの影響で触れる展示が中止されていたのは残念でしたが、目で見るだけでも斬新で衝撃的でモダンで機能的で、
100年経った今も美しく残ってるバウハウスの理念に感動しました。